ボクが受験勉強していた頃から、存在する、旺文社の【ターゲット1900】を今回はご紹介します。
それと、単語学習の方法を、思い出しながら書いていきます。
さらに、この「ターゲット」にはアプリ版「ターゲットの友」があり、両方を活用したら受験英語にかなり役立つと思います。
ターゲットシリーズは、初版から改定を重ね。
現在、最新版は5訂版になっています。
毎回、より分かりやすい、現実的なものになり、使いやすくなっていってます。
Contents
ターゲット1900が大学受験に効果的な理由
大学受験で実際に出てきた単語が収録されている
この本の著者、旺文社が独自の大学入試データベースを再整備し、最新の「出る順」を分析。
見出し語・意味・補足情報・例文、すべてにわたって全面的な改訂を行っている。
そして実際に、大学入試で出題された単語が収録されています。
ターゲット1900 の冒頭には、「本書は、センター試験から国公立2次試験・難関私大レベルをカバーします」と書かれています。つまり、1冊でカバー可能な範囲が広い!という事です。
取り上げられている単語や収録されている順番が非常に的確で実践向き。
よって、少ない努力で効率よく単語を憶えられるので効果的なんです。
収録されているのは1900語ですが、どの単語もいつ試験に出てもおかしくない、それだけ信頼できる単語帳です。
レベル別に単語が分かれていて覚えやすい
どのような単語の配置が見やすいのか、またどの意味から覚えていくべきか、よく練られて作られています。
1900語の内訳は、「パート1の常に試験に出る基本単語800」、「パート2の常に試験に出る重要単語700」、そして「パート3のここで差がつく難単語400」に分けられています。
また100単語ごとに区切られ、セクション単位でリズムよく学習できるようになっています。
最初にパート2から覚えようと思えば、そこの部分だけを重点的に勉強することも可能です。
自分で学習ポイントを考えながら重点的に学習できるのは効率的です。
賛否両論の例文は、活用の仕方次第!
この例文自体が、そのまま入試本番に出てくる可能性もあります。
ほとんどの例文を大学入試問題(※一部改変)から採用。入試長文とリンクする深みのある英文は、学習していくうちに読解の力もつくようになっています。また最後の400語については、難単語を最後までペースダウンせず学習できるように例文を短いフレーズにしました。
出典元:旺文社ホームページ
つまり、この例文も一緒に覚えてしまえば、より効率的な大学受験対策になるというわけです。
また 暗記方法でも書いていますが、単語だけで覚えるより、文章として覚えた方がイメージにしやすいので覚えやすくなります。
もし例文が難しいようであれば、スルーしても大丈夫です。
単語の用法が分からない時に読んで参考にするスタンスでも学習に支障はありません。
関連語句も収録されている
単語は1900語ですが、それ以外に見出し単語に関連するフレーズや類義語も収録されているのがターゲットの良さで、そうした語句もそのまま試験によく出てきます。
「ターゲットフレーズ」も工夫のひとつです。
こちらも分析の結果、見出し単語に関連した入試でよく狙われるフレーズを選んであります。
例えば、見出し語 provide に対し、provide A with B というフレーズを掲載していますが、
このフレーズも一緒に覚えることで単語そのものが覚えやすくなるだけでなく、長文読解や英作文にも役立てることができます。
出典元:旺文社ホームページ 編集担当者の声
ターゲットの効果的な単語勉強法とは
①とにかく繰り返す、「繰り返し学習」
ターゲットは、「一語一義」主義、たくさんある意味の中から、読者にとって一番覚えておく価値があると判断された1つが赤字で掲載されています。
なので、テキストがコンパクト。このメリットを活かし、繰り返し学習を行います。
「繰り返し学習」は、効率よく覚えて行くのに最適な学習方法です。
1.各パート毎に取り組みましょう
「覚えた単語にチェック入れていく」見出し語の下に付いている「チェックボックス」を活用します。各パート別で全部の単語にチェックが入るまで繰り返します。
2.覚えた単語にチェック入れながら、学習回数を重ねて下さい
そうすると一周ごとに単語が減っていくので、徐々にスピードが上がっていきます。
一周ごとに覚える単語が減っていくので楽です、消していく事で達成感もあります。
②単語の意味をイメージ化!暗記を効果的に
「エビングハウスの忘却曲線」の話は、ご存知ですか?
時間の経過で覚えたものを忘れていくのが人間です。
1.覚える単語を全部一度読みましょう
全体をざっと読むと、どのくらいの期間で全部覚えられそうか計画が立てやすくなります。
さらに、一度読んで覚えている単語は外すことが出来るので、二周目以降は読んでいくスピードも上がります。
2.単語の意味はすぐにイメージ化
どんな単語もその意味も文字だけで暗記してはいけません。
文字だけで覚えていると、思い出すのが難しくなります。
さらに、暗記した単語の別の意味との関連もつかみにくいです。
そのため、単語の意味を自分の頭の中で、分かりやすい「イメージ」に変えて覚えましょう。
文字ではなく、頭の中のイメージで暗記することを心がけましょう。
3.今日、暗記した単語をプレビューしましょう
プレビューとは、要するに、暗記したイメージを頭の中のでどんどん再生していく感じです。
なおプレビューは、なるべく、少ないきっかけで行う事が記憶の定着に効果的です。
4.翌日の復習は絶対にしよう
復習は、暗記において最も重要です。
冒頭での「エビングハウスの忘却曲線」の話が示すように、覚えたことをすぐに忘れてしまう私たちは、定期的に復習しないと内容を暗記できないのです。
翌日、復習しないと暗記できません。前日の学習が無駄になると言っても過言ではありません。
ターゲットは神アプリでより効果的に学習しよう
ターゲットを推す理由は、受験英語対策に最も相応しい単語帳だからという理由だけではありません。
アプリ「ターゲットの友」を併用することで、視覚だけでなく聴覚などの五感をフル動員して効率的に覚える事が出来るからです。
このアプリは音声、テストともに内容が充実していて、こちらのためにテキストを買ってもいいぐらいです。
本だけの学習と最大の違いは正しい音声とともに単語が覚えられること。
音声が聞ける最大の利点は、オーバーラッピングやシャドーイング。
学習時にオーバーラッピングを行えば、発音や音の連結、アクセントを覚えることができ、自分でも再現できるようになります。
そして発音が正確に出来るようになれば、リスニング力も上がってくるのでおすすめです。
また、シャドーイングをすることで、リスニング対策にもなるし、英語力も飛躍的に向上すると思います。
課金機能で「例文の音声」が聞けます。英語はやはり音声なので、この機能を活用し例文も声に出して読むと良いです。見出し語の暗記に役立ちます。
さらに課金機能の「苦手特訓」はとても良いです。
紙で同じ事をやるとなると場所や手間がかかります。
学習していて、間違えがたまったら、苦手特訓をして、また学習してと繰り返して、アプリで安定した評価が取れるようにしていくことが活用のコツです。
他にも、活用するコツとしては、テキストをやりこみ、単語の掲載順序も覚えてしまいましょう。
「この単語の発音を確かめたい!」と、パッと思い立ったときに、アプリで発音が、探しやすいからです。
まとめ
ここまで紹介したターゲット1900 の学習方法をまとめると以下の流れになります。
1. 学習はとにかく繰り返す
2. 単語の意味をイメージに変える
3. 完成したイメージをプレビューする
4. 復習は必ず翌日に行う
5. アプリの併用は、大前提!早いうちにアプリを組み込んだ学習プランを作りましょう
この流れで学習すれば、受験期間中、忘れない暗記力、単語力がつきます。