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英語長文の勉強方法【魔法の長文解法】をわかりやすく解説

今回は、ボクの受験当時に読んでいた長文読解のテキストをご紹介します。

最近、音読の勉強のために、この著者の別のテキストを手にしたので、思い出しました。

『ゼロからスタート正しい音読学習』,安河内哲也 ミッキーエイコーン,Jリサーチ出版,2016年 

なにせ、だいぶ前の事なんで、記憶が前後したりすることは、お許しください。

やはり受験英語に取り組む当初はとにかく、長文が苦手でしたが、このテキストを何度か繰り返し精読し、本文にまとめられている解法をノートに写していました。

志望校の過去問の長文を短時間で読めるようになったと思います。

これは、わかりやすくて内容的にもかなりためになる実践的なテキストで、受験英語学習のテクニックも満載です。

文中に単語や構文の訳がまとめてあるため、効率よく勉強をすすめる事が出来ます。

著者はこのテキストでも音読をすすめておられますが、

シンプルに理由として

  • 続ければ誰でも確実に成果が出ること
  • 英語を語順のまま、そのまま理解する力をつける事ができる

音読で偏差値が10~20も上がるとの事です。

ボクが取り組んでいた頃からうん十年経ちますが、こうした部分は現在でも十分使えるメソッドだと思いますが、どうでしょう?

著者はこの頃すでに、カリスマ講師だったので、そこを活かし予備校の授業風に書いてあるので、頭に入りやすいです。

特に、赤字で手書き風に記載されたコメントが熱く、受験生に伝わります。

長文問題対策をはじめるにはピッタリのテキストだと思います。

Contents

解法とその解説が「わかりやすい」

それでは、内容を説明しましょう。

本書は、問題形式ごとに第1章から第4章までで形成されています。

4つの章には全部合わせて約30の解法が書かれています。

長文問題をいかに取り組むべきか、予備校の講義のように、いきいきとした口語体で解説をしてくれます。

個々の英文にはスラッシュを入れて対訳、説明があり、わかりやすいです。

解法は設問の種類ごとにあります。

下線部和訳、長文中の様々な設問形式への答え方、内容一致問題、要約問題、などといった設問の解法をポイントを捉えて学ぶことが出来ます。

基本的には、よくある参考書のパターンと同様に、以下のように最初にバーンっと解法があり、そのあと問題。そして解説の形になっています。

解法

空所補充問題の解法

①空所に入る品詞を決定する

(選択肢がある場合は,その他の品詞の単語は消去してしまう)

②空所の前後の語法を確認する

(特に前置詞に注意すること)

③空所に入る言葉が,プラスかマイナスかを考える

(肯定的か,否定的か;順接か,逆説か)

『魔法の長文解法』74p『長文中の設問解法❷ 空所補充は語法と文脈がカギ』より引用

この空所補充問題の解法が、また読みやすいんです。

実際の受験問題を例題にして、解法を当てはめて、解説が入るのですが、とても分かりやすいです。

ここは、大事な事なんだと思いますが、自分でも出来るって思わせてくれます

ここで、学んだ解法を、(ノートにまとめましょう)そして自分自身の勉強の次の段階で役立てましょう。

解法の活用、効果的な勉強方法とは

内容は、ぎっしりです。

特にページ一杯に文字が記載されており。連続で取り組むと消化不良になり、非効率的です。

単語や構文は文中の「重要語句のまとめ」を活用し復習のみに利用しましょう。

単語学習や構文は、同時に進めている学習の進捗にもよりますが、ここでは、講義内容、解法の理解を優先しました。

各項には、不規則に問題が登場しますが、都度、解答しながら進めるのではなく、すぐに解説を読みましょう。

項自体の文章は短くコンパクトにまとまっているので、何回か繰り返して読んで完全に理解するようにしましょう。

なぜなら、構成としては、それほど整理されてはいないのですが、分かりやすい解法から順序だてて説明してくれるからです。

もちろん、読み返すのは、OK! 復習しながら進めていきましょう。

著者の赤字で書かれた、「超重要!」などのコメントを意識して学習していきましょう。

この後、ボクは過去問の演習に取り組む前に、薄めの長文問題集(単語の分かりやすいもの)を何冊か取り組んだと思います。

まとめ

ボクが受験勉強をしていた当時に取り組んでいた参考書が果たして今でも通用するのか。

これは定かではありませんが、著者の先生は今でも予備校講師として現役で、バリバリと仕事をこなされ、評価されておられますので、きっとその真髄が書かれていたのでしょう。

本当にお世話になりました。

出典元:『英語・魔法の長文解法 (大学受験Vブックス)』 安河内哲也 1996年 学習研究社

 

 

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